名もなき家事<障害児育児ver.>

難病の子と暮らす日々

私たち夫婦は共働きということもあって、家事の分担はとても重大な問題です。夫婦で同じ職業なので、フルタイム・パートタイムを交代しながら働いていますが、昔より手がかからなくなったとはいえ常に人の目がひつような上の子と、まだ何にもできない6ヶ月の赤ちゃんのお世話をしつつ、家事をこなすのはなかなかの至難の技でした。

家事をこなしつつ子供のお世話をすること、1人で全てこなすのは不可能だと思っています。

夫婦で効率よく負担できたら理想的ですよね。
とはいえ、例えば我が家のように夜遅くまで勤務があるような職業だと、どうしても家事・育児の全てをおうちに長くいる方、医療ケア児のご家庭であれば、現在の日本ではほとんどの場合はママが一手に背負っていることが多いでしょう。
ママの負担を減らしたいなと思うパパも、ヘトヘトに疲れて帰ってきて、何を手伝えばいいのかわからないことも多いだろうなと思います。

「名もなき家事」

もともとは大和ハウスが2017年に調査発表したもので、料理や洗濯、掃除などの名前が付いている家事ではなく、もっと些細な(たとえばおもちゃを片付ける、使用済みティッシュをゴミ箱にいれるなど)、だけど積みかさなるとどんどんママの負担を増やしていく、侮れないタスクたちの事を言っていたようです。たとえばこちらの名もなき家事30選など。

NHKの朝の番組で取り上げられたりして、パパが積極的に参加しやすいタスクとして扱われることが多いように思います。

障害児ver.(というかうちの場合ver.)を作ってみました!

おうちで医ケアのお子さんのお世話をママがしていて、何か自分も家事に参加したいと考えているパパがもしいらっしゃったら、ママと一緒におうちの名もなき家事をリストアップするのも、お勧めです!!
ひとつひとつは短時間で済むものばかりなはずなので、取り掛かりやすいと思いますよ〜〜


①固定用のテープを切る

エアウェイの固定やモニターの装着など、医ケアのお子さんの周りにはテープが溢れていますね!うちの家は新しいテープを買ったら、あらかじめ必要な大きさ(うちの家ならエアウェイ固定用、モニター固定用大小の3サイズです)にカットして仕分けしてます。うちでは何となくパパの仕事になってます・・・

②お薬を飲ませる


当分飲ませることになるお薬がある子も多いですよね。
ずっと同じ薬を飲ませてるので、間違うことももうない・・・と思いきや、忙しい朝とか疲れてる時、「あれ?今日の分もう飲ませたっけ・・・?」となることも多いです・・・私が忘れっぽいだけですが。
予防策として毎朝1日分をクリップに留めて、机に出しておくことにしました。朝食後と夕食後に1袋ずつ飲む薬なので、朝食後しばらくして2袋残っていたら飲ませ忘れた!ということになります。

③注入バッグ洗う、ミルトンに漬ける

これはそのままですね。

④通院に付き添う

医ケアの子はとにかく病院通いが多いですよね。1日にうまくまとまればいいんですが、なかなか。1ヶ月に一度は外来があります。こちらはそのときパートタイムになっている方が連れて行くことにしていました。
1人で行けないこともないですが、やはり荷物を持ってくれたり、会計を済ませてくれたり、2人でいくと格段に楽です。
数ヶ月先の予約がすでに決まっていることがほとんどなので、パパも年休をとって協力しやすいタスクだと思います!

⑤食事をミキサーにかける

流動食を作ります。ほかの家族の分の食事を作った後なので、うちではパートの方がやります。

⑥エアウェイ挿入する、モニター装着する、目パッチ貼る、抜去した後洗う

うちの子の唯一の医療ケアです。寝かしつけをした方がなんとなくやることが多いかなと思います。

⑦ウォーターサーバーのお水を代える

⑧吸入器の洗浄

⑨加湿器のタンクに水を入れる

⑧と⑨は無呼吸対策です。加湿されていた方が無呼吸が起きにくいので、冬は加湿器をつけています。そのタンクの水換えがなにげに面倒くさい!うちは私が面倒くさがってるうちにパパがやってくれることが多かったかな。


以上、我が家の名もなき家事でした〜!

写真は和室にテントを張って遊んでるうちの子です!
他にもこういうのがあるよ、などありましたら教えてくださいね。

ではでは〜

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